子どもの癇癪って大変ですよね…
私は毎回、生きるパワーを吸い取られるなあと、結構本気で悩みました。汗
ガストンの、きぶんをととのえる絵本に出会い、3歳の娘が自分の感情と向き合えるようになったこと。これは本当に嬉しい変化でした。
怒りという感情の怖さにも触れつつ、どうやってコントロールしていったのか、我が家の実話をお話できればと思います。
怒りのコントロールによって、子どもに教えたい教訓も私なりにまとめました。
癇癪持ちで悩んでいるママに届きますように。
そもそも、癇癪とは?
癇癪とは、感情を抑えきれず、相手構わず怒りを一度にぶちまけやすい性質のこと。
自分にとって不都合が起きた時、怒りという感情のコントロールが難しく、怒り任せに表現してしまうということです。
小さい子どもの場合、辺りをはばからない声で泣き叫んだり、ジタバタ転がったり、壁に頭を打ち付けたり…
こっちが泣きたいよ…というほどの大爆発になるわけですが、一般的には、イヤイヤ期と言われる2歳~4歳頃に起きやすく、5歳頃には収まってくる傾向だそう。イヤイヤ期でも癇癪を起こさない子もいるわけで、その辺は気質なども関係してくると思います。
感情を言葉で表現できる段階になると、伝えたいのに伝えられないというもどかしさがなくなってくる分、落ち着くのかもしれませんね…!
2歳半頃、癇癪が出始めた我が家の話


イヤイヤ期ではあったものの、話を聞く限りはイヤイヤ軽めだった我が家。つらさはあんまりなかったのですが、2歳半過ぎ、癇癪が出始めるようになり、さすがにしんどくなってきました。
おもちゃ箱の蓋が開かない、本が上手く仕舞えない、ママがわかってくれないなどなど、大きくは「物に対する不都合」と「人に対する不都合」でブチギレていて。笑
どちらにしても、思い通りにしたいのに思い通りにできない現実へのイライラ。それは怒るのも自然だと思いながらも、言葉で伝えられるのに、癇癪という方法で伝えてくることにとても悩みました。
「取って」「貸して」「やって」など、言葉で伝える方法はいくつも知っているのに、泣き喚く。
やってみてできなかったら、やってくれる?お願いしますって言おう。
泣いて伝えるんじゃなくて、指差して、これしたい、これやって。ちゃんと言葉で伝えよう。
そういう話をしつつ、そもそも、イライラして即爆発!みたいになっているので、頭で考える余地がないのだろうとも思っていて。
とにかく、イライラしたらそのイライラを鎮めることだけに集中させよう!と取り入れたのがガストンの絵本。
子どもでもできる、イライラの鎮め方を教えてくれる絵本を実践することにしました。
ガストンの絵本 「おこりたくなったら やってみて!」
「ガストンのきぶんをととのえるえほん」シリーズの1つ、「おこりたくなったら やってみて!」は、フランスで児童心理学を学んだオーレリー・シアン・ショウ・シーヌさんが描いた絵本です。
主人公はユニコーンのこども、ガストン。
大抵はいい気分で過ごしているガストンも、上手くいかない日は気分が落ちてしまう。
遊びに行こうと思ったら雨が降ったり。
遊んでいたいのにママにお風呂に入りなさいと言われたり。
そんな「人生の上手くいかなさ」からイライラしてしまうガストンが、呼吸法で怒りを追い出すというストーリー。
対象年齢は3歳〜で、怒りという感情を子ども自身がコントロールするために、簡単に実践できる呼吸法になっています。
人はみんな、
コロコロと変わる「気分」を持っていること。
「気分」は自分で変えられること。
そんな、感情のコントロールに大切なポイントも学べる内容です。
アンガーマネジメントでも、怒りの対処術として重要視されている呼吸法。物に対してのイライラでも、人に対するイライラでも、深呼吸をすることで消えていく。
場所を選ばず誰でもできるので、これを知っているだけで、感情の波に飲み込まれない心地よい生き方ができると思います。
ちなみに我が家は、「やきもちやいたら やってみて!」も持っているのですが、嫉妬も怒りに直結するので、こちらもおすすめ。同じく呼吸法で追い出すのですが、娘はやきもちのお話の方が好きみたいで、出番多めです。
癇癪が減った!軽くなった!ガストンの絵本で起きた変化
イライラした時、自分の意志で深呼吸するようになった
私は洗濯物をしていて、娘はリビングでおままごとというシチュエーションがよくあるのですが、遠くから娘の「ふう〜〜〜」という声が聞こえてくるようになりました。
私の言動にイラッとした時も、「ふう〜しよっ」とずんずんどっかに行って、切り替えてくることもあって。
ガストンで学んだ、イライラしたら息を吸って吐く。それでもう忘れちゃう。これを自分で取り入れられるって、私よりもすごいなあと…汗
わかっていても、いざやらなければいけない場面でできない。私はこのパターンが多いので、素直に、ちゃんと実践できていることに尊敬しました。
一時期、ふう〜するのが目的になって、「ふう〜したよ!」(褒めてよ)って怒っている時もあったのですが 笑、
怒らないためにふう〜してるんだよ。ふう〜して怒ってたら意味ないよ。
と伝えていたら、怒らなくなりました。笑
癇癪が減ったことよりも、私は「自分のイライラに気付けていること」にすごく意味があると思っていて。
気付けるから対策が打てるし、より良くできる。イライラと向き合えるなら、他のどんなネガティブな感情も追い出せるし、本当に価値がある能力だなあと。
「自分の内側に目を向けること」を子どものうちから癖にしておくことは、何か問題にぶち当たった時でも、自分で解決できるようになる気がします。
「涙を拭いたらにっこりする」という切り替え方を編み出した
ある日、大泣きしながらティッシュをくれ!と言うのでティッシュを渡すと、丁寧に涙を拭いて、にこにこ。「にっこりになったよ」と、自分で切り替えるようになりました。
絵本の中に、涙を拭いたらにっこりするというシーンはないのですが、今の状況を脱するためにどうすればいいか?を自分で考えたんだと思います。
感情任せに泣きながらも、子ども自身もこれではいけない、楽しい気分を取り戻したいという気持ちがきっとあるんですよね。もちろんできない時もあるんですが、そういう時は私がティッシュを渡して、「涙拭いてにっこりしよ〜」と。
感情のコントロールって、結局どう対処していいかわからなくて、それがさらに癇癪を長引かせるんだと思います。なので、泣いちゃった時はこうする!と決めておく。そうすれば親が切り替えに協力できます。癇癪が長引かずに済むかもしれません…!
深呼吸ももちろん有効ですが、笑顔スイッチの入れ方を一緒に考えておいて、一緒に感情と向き合っていく。これはお互いのためになると実感しました。
怒りのコントロールで、私が教えたい3つのこと


1. 怒りを持ち出さない方が、理解してもらえること
何かの欲求があって、でも叶わない現実にイライラして、わかってー!を伝えるために癇癪を起こしているわけですが、癇癪=怒り があるから伝わらないのだということをまず教えたいなあと。
親子に限らず、誰だって怒っている人に近付きたいとは思わないし、ましてやお願いを聞くなんて、いや無理!となるのは自然なこと。
つまり、怒りを持ち出すと、その欲求が叶わないことはもちろん、理解されず、心は離れていくばかり。何1つ良いことがないんですよね。
怒りという感情で表現することは、恐怖心から人を動かす力がありますが、そこに信頼関係は生まれません。
有名な心理学者「アルフレッド・アドラー」の言葉に、「怒りとは、人と人を引き離す感情である」という言葉があるのですが、まさにそんな感覚だなあと。
言うことを聞いてもらうために怒りを使わない。これは鉄則だと思います。自分で言いながら、耳が痛い私です…汗
2. 自分で自分の機嫌をとれると、生きやすくなること
これは我が家もあるのですが、癇癪を起こした時、気を紛らわそうと機嫌をとりにいく選択をすることってありますよね。
あっち行ってみる?ジュース飲もうか?など、外だと人の目も気になるので、こっちが切り替えさせようと動くというか。
でも本当の本当は、自分の機嫌なんだから自分で解決するのが当たり前で、「周りにやってもらうこと」という認識になってしまうと、お互い苦しくなります。人はみんな自分のことで忙しいし、誰かの機嫌とりのために生きているわけではないですからね…!
赤ちゃんの頃、周りのどんな大人もお世話をしてくれて、泣けば欲求が叶った時代を経ているので、これは知らなくて当然。なかなか理解もできなくて当然だと思います。
だからこそ、世界は自分中心に回っているわけじゃないんだよー!ということも含めて教えていきたいです。
3. 思い通りにいかなくて自然だということ
怒りが湧いてしまうのは、思い通りにしたい、コントロールしたいという気持ちが根っこにあるがゆえ。
人間として当たり前の感情ではあるものの、これが強ければ強いほど怒りは大きくなるし、例えば人にお願いする時、怒りを持ち出すのが当たり前な子になってしまう気がします。
生きることはそもそも思い通りにいかない。思い通りにいかない方が自然。
そんな世界の真理を知って、人生を歩みながら理解していくことで、どんなイライラも消せるようになると思います。
だから、思い通りにしようと頑張ることよりも、思い通りにいかなかった時にサラッと流して切り替えられることの方が大切だと教えられたらなあと。
これは、怒らない人間になることを目標に掲げている私自身も、常に言い聞かせていることです…!
いつだって、周りではなく、自分をコントロールすることに目を向ける。そんな生き方を一緒にしていけたらなあと思っています。
ガストンの絵本をより効果的に!実際の場面で声かけをすることが大切!


我が家は、ガストンの絵本を読み始めたのが2歳半過ぎ。娘も面白いみたいで、よく読んで読んで!と持ってきてくれましたが、ただ読み聞かせをするだけでは変化がありませんでした。
実際に、娘がイライラしてきたぞ…という場面で、
「ガストンみたいに深呼吸しよう!」
「一緒にふう〜〜してみよう!」
「イライラしたらどうするんだっけ?」
そんな声かけをするようになって、初めて感情を観察する意識が出てきたというか。
間髪いれずにブチギレた時も、
「ふう〜〜しないと!」
「ガストンガストン!」
と切り替えを促したり、それじゃダメな時は淡々と、
「この世界ってね、思い通りにいかないのが普通なんだよ。みんなそうなんだよ。」
と話してみたり。笑
切り替えられずにぶつぶつと怒りを口にすることはあるものの 笑、3歳を過ぎて、大きな癇癪が本当に減りました。
もちろん、娘の成長というか、言葉の発達なんかも含めての変化だとは思いますが、ガストンの影響はとても大きかったですね。
ガストンの後押しもあり、私自身も意識して怒りを追い出すようにしているからかもしれません。娘の言動って、見れば見るほどミニまーむなので 笑、私の振る舞いというか、生き方って改めて大事なんだなあと。
娘と一緒に自分のことも育てながら、同志として頑張っていこう!と意気込んでいる私です。
癇癪って、本当に大変ですよね。ママも、本人も。
癇癪にへとへとになっているママに、少しでも希望を届けられていたら嬉しいです…!





