すぐイライラしてしまう。
怒りたくないのに怒ってしまう。
子育てが始まったらイライラすることが増えた。
怒りについて悩んでいる人、私も一緒です…!
もともと短気だった私は、怒らない、心穏やかな人にずーっと憧れがありました。
それもあってか、怒っている自分を認めることができず、自分が怒るのは周りに原因があると、外のせいにしてしまっていたと思います。
当然ながら怒る自分から抜け出せなかったわけですが、ある本との出会いで光が射してきたんです。
スリランカ出身のお坊さん、アルボムッレ・スマナサーラさんが書いた「怒らないこと」という本。
この本のおかげで怒りの正体をよく理解できたことはもちろん、怒りは外ではなく内の問題で、自分次第でなくすことができるということを知りました。
誤解があるといけないので最初にお伝えしておくと、私は仏教信者でもなく、宗教にも興味がありません。
怒りについての説明がわかりやすく、怒らない人になるための具体的な方法を教えてくれたのがたまたまこの本だったというだけ。
オブラートに包まず、淡々とストレートな表現がされているので、正直厳しいなあと感じたりもしましたが、それくらい怒りは扱いが難しいことだと理解できました。
1番の収穫は、正しい努力をすれば「誰でも怒らない人になれる」という確信を持てたこと。
今回は、「怒らないこと」からの学びをベースに、怒らない人を目指すなら知っておいた方が良い情報を詳しくご紹介したいと思います。
怒らない人になりたい。
イライラを少しでも減らしたい。
そもそも怒りって何?
そんな人に読んでいただければ嬉しいです。
そもそも感情とは?

感情とは、人が、物事や対象に対して抱く気持ちのこと。
嬉しい、癒される、和む、不安、悔しい、怖いなど、細分化したら100種類を超える感情があるとか。
無意識のうちに一瞬で心に芽生え、目まぐるしく変化するという性質がゆえに、「感情のコントロールは難しい」と言われています。
怒りももちろん感情の1つですが、スマナサーラさん言わく、感情は大きく2つに分かれるそうです。
感情は大きく「愛情」と「怒り」の2つに分かれる


たくさんある感情も、大きくは愛情と怒りの2つしかないとスマナサーラさんは言っていました。
俗に言う、プラスの感情とマイナスの感情です。
◇愛情 (プラスの感情)
楽しい、嬉しい、喜び、可愛い、素晴らしい、感謝、好奇心 など
◇怒り (マイナスの感情)
悲しい、寂しい、孤独、焦り、嫌悪、妬み、後悔、落ち込む など
一見、これって怒りなの?と思うような感情も、「暗い」感情の1つで、それはいずれ強い怒りへと変貌するそうです。
「暗い」感情は全て「怒り」に変わる
例えば、ちょっと気乗りしない飲み会に行ったとします。
最初は退屈だな〜くらいにしか思っていなかったのに、いつの間にか「なんで自分の時間を削ってまでこんな飲み会に参加しなきゃいけないんだ?本当はやりたいことがあるのに!こんなの無駄だ、嫌だ… 」とどんどんイライラしてくることってないですか?
それが大きくなって、「あの人のこういうところが嫌いだ、楽しそうにしている姿が気に食わない」などと、攻撃的な感情が芽生える場合もあると思います。
ただの「退屈」という暗い感情が、「怒り」に変わってしまう例です。
暗い感情は、自分が気付かないうちに強い怒りに変わり、どんどんエスカレートするという性質があります。
つまり、怒りに変わってしまったら最後。止めるのが難しいんです。
怒りが生まれると喜びを失う
イライラしている状態の時、当たり前ですが「嬉しい」「ワクワクする」「幸せだ」などの感情はないですよね。
怒る=喜びを失うことに直結するということです。
それは、「不幸を感じること」とも言えます。
つまり、怒ってばかりいる人は喜びを感じられない=不幸を感じ続けるので、不幸な人生になってしまうと言っても大袈裟ではないそうです。ある意味当たり前のことだと。
なので大切なのは、心を常に喜び(愛情)でいっぱいにしておくこと。
それが、そもそも怒らない人になるための方法です。
自分の感情を喜びで満たしておくためには?


全てを受け入れることだとスマナサーラさんは言います。反対に、「拒絶することは怒りを生むことだ」とも明言しています。
受け入れるとはどういうことかと言うと、「赦す (ゆるす)」ということです。
でも、赦すって難しくないですか?
例えば、道で突然人がぶつかってきて、何も言わず、なんなら舌打ちされて去っていかれたら、瞬時に怒りが芽生えませんか??なんでぶつかってきたんだろう…すごく痛いし…という気持ちを引きずったり、すぐに赦そうって気持ちにはなれなかったりしますよね。
しっかり準備したプレゼン資料が、当日パソコンの不具合で映らなかったら、せっかく完璧な資料を作ったのにー!と、内心めちゃめちゃ焦ってイライラしませんか?
ここで間違いなく言えるのは、受け入れる=赦すというのはとても難しいことで、それなりの鍛錬が必要だということ。
魔法をかけたようにパッと怒らない人にはなれませんが、トライアンドエラーを繰り返していけば徐々に近付くことができるのも事実です。
では、受け入れるためにはどうすれば良いのでしょうか…?
受け入れるための具体的なポイント


希望を持たない
希望を持つから怒りが芽生えやすいと言うのですが、なぜかというと、そうなってほしいと望むことは、そうならなかった時に反動が大きいからです。
もちろん、希望が通らないことも想定できていれば大きな怒りにはならないかもしれませんが、残念、悔しいなどの暗い感情は湧いてしまいますよね。
晴れてほしいと願っても、雨は降る。こんな日に限ってなんで雨なんだー!って思ってしまう瞬間はあるかもしれませんが、雨なら雨を受け入れるしかないように、そもそも希望を持たない=流れに身を任せようと思っておくと、怒りは生まれにくくなります。
自分は完璧ではないと心得る
嘘をつくこともあるし、家事を放り投げてお菓子を貪ったり、娘に怒鳴ってしまったりすることもあります。人として本当に不備だらけな私です。
そう考えると、物事や相手に完璧な結果を求められなくなり、私も完璧じゃないから、お互い様だよねと、全てを受け入れやすくなります。
受け入れられるようになると、誰でも怒らない人になれる


どんなことも受け入れられるようになると、全ては自分の捉え方次第だと気付くことができます。「内」の問題だったんだと…
そうすると、外に原因があるわけじゃないと理解できるため、感情に流されることなく自分で自分を軌道修正できるようになります。つまり、難しいと言われる感情のコントロールが、いつでもどこでも、どんな時でもできるというわけなんです。
受け入れることがどんなに尊いことか、よくわかりますよね…
もしイライラしてしまったらどう対処する?


イライラしてしまったら、徹底的に「今」の自分を観るということです。言い換えると、怒っている自分を自覚すること。
一瞬で芽生え、目まぐるしく変化してしまう感情は、そもそも自覚しづらいという特徴があります。また目に見えないものなので、気付くのが難しいんですね。
ですが、まず自覚が出来ないと、それに対しての対策は打てませんよね。
これは頭痛だ!と自覚するから、頭痛薬を飲むという対策が打てるわけです。
なので、今自分はイライラしているぞ…と認識することが出発点。
仏教の世界では、怒りを観ることができれば怒りは消えると言われているそうです。
イライラに飲み込まれるのではなく、冷静に観ることができれば、冷静に判断ができるということだと思います。
笑って強行突破するのもあり


「怒り」と「笑い」は両立しないため、イライラを感じたら笑えとスマナサーラさんは言います。
生きていく上で笑った方が良いとは誰もが理解しつつ、それを実践している人って意外と少ないかもしれません。
私も、口角が下がっている時間が長いなあと思いますし、何があっても笑うぞ!と決めて取り組んだことは正直ないです…
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいんだと聞いたことがありますが、とりあえず笑ってしまえばかなりの怒りが消えるそうです。
怒らない人になりたい人へ。厳しい格言3選


正直、グサっと刺さる言葉ばかりだったので全部お伝えしたい気持ちは山々ですが、営業妨害はできないので 笑、厳選した言葉をご紹介しますね。
正しい怒りは存在しない
どんな時だって、怒りは悪。怒ることは間違いなんです。
大きな話になりますが、戦争は「怒り」という攻撃的な感情から始まります。
あの国は言うことを聞かなかった、だから我々は怒っている、戦争だ!そんなのは成り立たないし、それを良しとしたら世界は崩壊してしまいます。
スマナサーラさんいわく、正義の味方ですら「戦う」という怒りを持って、悪を倒すことを正当化していると言います。
どんな怒りも正当化することはできないんです。
なので、娘がダメだと言っていることをしたとしても、怒りで押さえつける方法は間違っていて、ただニコッとして言葉で諭せば良いだけの話だったりします。
もちろん、頭ではわかってるけど…ということではありますが、「怒って当たり前」という考えは捨てるべきだなあと思いました。汗
怒る人ほど頭が悪い
怒っている時、人は冷静さを失うので、智慧も湧かなければ適切な判断もできない。これは頭が良いとは言えないですよね。
怒るのは仕方ない!と、私怒ります宣言をするのは、人間を捨てることだとスマナサーラさんは言っています。
怒ること=頭の悪さを主張しているのだと、恥ずかしいことなのだと言い聞かせなければ、怒らない人にはなれないそうです。
怒る人は幸せの大泥棒
怒りは、笑いと同じようにすぐに伝染します。
楽しい時間を味わいたくて、幸せな時間を過ごしたくてみんな必死に生きているのに、怒る人はそれを一瞬で奪ってしまうんです。
確かに、上司の一喝が空気をピリッとさせたり、それによって仕事を頑張る気力を失ったり… 幸せをつかむために働く部下の生きがいを奪っていることになります。
怒ることは、それくらい周りに迷惑をかけてしまうことをよく理解しなければいけないですね。
怒りを手放して、本当の怒らない人になろう


怒ってしまった時にどう軌道修正するかも大切ですが、そもそも怒らないのが1番良いですよね。
私自身がまさにそうだったんですが、怒らない人を演じる「実は怒っている人」では、根本解決にならないんです。
幸せであるためには、「本当の怒らない人」を目指すしかない…
難しいことですが、ありたい自分であるために努力し続けなければと思います…!







