望んで自宅保育をしているママさん、いろんな事情で自宅保育せざるを得ないママさんさまざまかと思いますが、我が家は後者の理由で丸2年自宅保育をしました。
「月齢が進むにつれてラクになるし、女の子は特にお手伝いもしてくれるから楽しいよ!」と言ってくれた、先輩ママたちのお言葉通り、0歳の時よりも2歳の方が楽しい毎日。
少なからず2年の母親経験を積み、手の抜き方や気持ちのコントロールが多少できるようになったことも理由にあると思います。
と同時に、娘が成長していくにつれて出てくる不安や難しさも実はあって。
自宅保育をしたことに後悔はもちろんありませんが、保育園に通っていたらどうだったんだろう…と、別の未来を想像することはあります。
保育園に通う子、その家族がキラキラして見えたり、自宅保育ならではの葛藤はやっぱりあるなあと。
本当は仕事に復帰したいけど、保育園に入園できないなどの理由で自宅保育をしているママさんはなおさらですよね。
でもきっと、どういう選択をしたとしても、その選択に前向きに、自信を持って進むというのが本当に大事なこと。
そのために、「自宅保育だからこその良さ」や「自宅保育がゆえのプレッシャーと不安」を、シンプルに、リアルな言葉で届けようという考えに至り、この記事を書きました。
私が経験した中での記録や、良い面悪い面の考察なので、違う考え方のママさんもたくさんいると思いますが、何か受け取ってもらえるものがあれば嬉しいです。
自宅保育を選択することになった我が家の事情

1年の育休後、職場復帰をする予定だったのですが、1年を目前に私が体調を崩し、復帰できない状況になりました。
原因不明の病気で、日常生活に支障が出る日も多く、娘の相手がどうしてもできない時は、数時間一時保育を利用してなんとか凌いでいました。
通院しながら、完治するまで自宅保育が決定したんです。
丸2年自宅保育をしてみて感じた、プレッシャーと不安


私自身は、ママ友を作れない、大人と関わりが持てないということにそこまでのしんどさはなく、性格的にもなるようになる!精神なので、子育ての不安もさほどありませんでした。
大変ながらも、経験値はそれなりに上がり、楽しめるようになっていたと思います。
でも、娘が1歳後半になった頃、初めて自宅保育のプレッシャーや不安、責任の重さを感じました。
言葉がちょっと遅い。
できることが少ない気がする。
目安に比べると、ものすごく開きがあるように見えて、目安とは言えど気にしてしまって。
加えて、健診で第三者からの言葉が入ると、余計に焦りが募って、自分には親として欠けるものがありすぎるのかもしれない、とも思うようになりました。
私が自立させなければという使命感。
どんな成長を遂げようと、責任は自分にある。
そんなプレッシャーが駆け巡り、初めて「保育園に入れられてたら…」と、考えてもどうにもならないことを考えるようになっていましたね。
自宅保育と保育園が大きく違う点


急に堅苦しい話になってしまいますが、これは、社会性を身に付けられるかどうかという点が1番大きいと思います。
ママと2人きりで生活する自宅保育と、ママ不在で集団生活をする保育園。
この環境の違いは、「自分のことは自分で守る」「相手のことも考えて行動する」という、集団社会で大事なポイントを学べるかどうかに影響するはず。
集団で上手くやるには、自分を守るために誰かに助けてもらったり、反対に自分の気持ちだけを押し通さず、ある程度考え方や言動を変えていく必要があります。
これは「人としての生き方を、ママのいない場所で学ぶ」ということなので、それが成長スピードに差が出る理由なのかなと、私は思います。
保育園の方が成長できるのではないか?と考えるママさんが多いのも納得できますよね。
自宅保育で陥りやすい負のサイクル


年齢と共に発達が進み、スムーズに行くことが増える反面、自我の芽生えにより意思表示をするようになるので、スムーズに行かないことも増えると思います。
ママの精神状態は基本的に不安定。子どもの成長を喜ばしく思うものの、少なからず不満が溜まっていく状況なのではないでしょうか。
加えて、子どもが大きくなるほど外との関わりも増えていくため、無意識に比較フィルターがかかってしまうことも、不安に繋がってしまう原因。早いから良い、遅いから悪いということはないと思いつつ、成長の差が大きく出やすいので、気持ちに折り合いをつけるのが難しかったりします。
不満が溜まってしまう日常、だから余計に感じてしまう不安。
もちろん、保育園に通っているご家庭でもこういった負のサイクルはあるわけですが、自宅保育は一緒にいる時間が長く、逃げ場がつくりづらいので、苦しい状況を生みやすいのだと思います。
自宅保育の不満、不安に飲み込まれないためには?


「集団の場」を活用して、成長できる機会をつくる
子育て支援センターや児童館、公園やショッピングモール内のキッズ広場など、子どもがいる環境に入ってみるのが良いと思います。
他のお友だちとコミュニケーションが取れなかったとしても、遊び方を観察したり、ママ同士のやり取りを見聞きしたりするだけでもたくさんの学びがあるそうです。
また、ママがいない環境で過ごしてもらう場合は、可能なら一時保育 (一時預かり) を利用するのが良いと思います。
我が家も何度となくお世話になりましたが、やっぱり最初はギャン泣きで、こっちも苦しい気持ちでいっぱい。
ですが、通ううちに慣れてきて、今日はお友だちに会えるよ〜なんて伝えると、走り回って喜ぶようになりました。
教えていない言葉を話したり、できなかったいただきますができるようになったり、大きな成長を遂げて帰ってくるのを見るとやっぱり嬉しくて、不安も吹き飛んでいた気がします。
比較してどうかではなく、その子自身の成長を見る
比較は、早いか遅いか、できるかできないか、上手いか下手かなどの観点に縛られてしまいます。
優劣で判断するようになるため、そこにはいつも敵対心のような感情が棲みつき、より不満や不安を大きくすることに。
1ヶ月前、半年前に比べて、どんな成長があったのか。我が子の成長過程にだけ目を向け、一つ一つを認めてあげることで、愛おしい気持ちが溢れてくると思います。
今しか見れない我が子を尊ぶ
一度お箸が使えるようになってしまえば、お箸に苦戦する我が子はもう見れません。
お話ができるようになったら、たどたどしく、わけのわからない自分語で話す我が子にはもう会えません。
発達が遅くて心配…というのが親心だと思うのですが、たぶん子ども自身は、自分の成長に喜びを感じて生きているはず。
本当はそれをただ見守るだけで良いんですよね。難しいんですけど汗
そんなに早く大きくならないでくれー!という親心の方を大事にしたいなあと、私は思います。
恩を忘れない
いろんな場面で、子どもに助けられることってありますよね。
コミュ障気味な私は、娘がきっかけになってくれて、人に話しかけられたという経験もたくさん。汗
イライラしてなかなか切り替えられない時、悟ったような表情でよしよしされた時は、この子は人生何回目なんだろうと思ったり。笑
本当に救われているなあと思います。
不満や不安でいっぱいだと、なかなかそういうことを考えられないので、書き留めておいたり、思い出す意識をしたりして、平穏を保てるといいですよね。
丸2年自宅保育をしてみたわかった、自宅保育の良さ


時間をかけて「安心感」を育める
大人にとってもそうですが、安心できる場所ってすごく大切ですよね。
肩の力を抜ける、自分らしくいられる場所があることが、社会で頑張る気力になるし、何があっても大丈夫という自信につながると思います。
まだ1人で生きられない子どもにとっては、おうちが全て。おうちが1番安心できる場所であることは、帰る場所があるんだという心の支えになるはず。そしてそのためには、ママや家族とたくさんコミュニケーションを取る時間が必要なのではないでしょうか。
コロナで、人とコミュニケーションを取ることが少なくなって、私は親友との関係に不安を持ったことがあります。
連絡をするのに躊躇したし、絆に自信がなくなったりしたのですが、後になって、それは悪い思い込みをしてしまうからだと気付きました。
私のことはもう忘れてしまったんじゃないか、大事じゃなくなったんじゃないか…
でも、連絡をとってみると全然変わってなくて、ただコミュニケーション不足だけだったんだと気付かされたんです。
コミュニケーションが少ないと、余計なことを考えてしまうものなんだと。(もちろん、私の人間性の問題だけかもしれません。汗)
それは子育てでもきっと同じで、ママとのコミュニケーションが多いほど、子どもの安心感は育ちやすいのではないでしょうか。
ぶつかることがあっても、それも理解し合える機会になるはずです。
3歳までは特に愛情が必要というのを耳にしますが、揺るぎない安心感という名の土台をつくるためなのだと私は感じました。
人として自分が成長できる
長い時間一緒にいると、ずーっと平和に過ごすことの難しさを感じます。
ある程度離れた方が優しい自分で居られる日もやっぱりあって、ずっと一緒だからこそ大事にできないということはあるんです。
でも、その向き合わざるを得ない環境が、私にとっては、自分を変え、殻を破る経験になったと思います。
平穏のために折れること、柔軟に考えること、心のあり方を変えること。
いろんな試行錯誤を繰り返しながら、人としてレベルアップしていったような感覚があります。
メラメラしてしまった後、深呼吸して切り替えて、ごめんよ仲直りしよ〜ってできるようになったのは、私の中で1番の成長かもしれません。笑
けろっとして場の空気を変えてくれる娘に甘えていた私も、自分からごめんよと言えるようになりました。笑
こんな感じで、自宅保育を経験した私のリアルな母心をお話させていただきました。
もし、1歳から保育園に通っていたらどうだったんだろうと思うことは正直ありますが、そっちバーションの人生はもう叶わないし、比較してどっちが良い悪いもできないし、したくない。
だったら、自宅保育を前向きに、掛け替えの無い時間と捉え、笑って過ごすためにはどうしたら良いかを考えた方が、自分のためにも子どものためにも良いはず。
いろんな状況があると思いますが、一緒に居られる貴重な時間。
自宅保育にするか、保育園にするかで迷っているママや、自宅保育中で不安になっているママの背中を少しでも押せたら、この上なく嬉しいです。
読んでくださってありがとうございます。











