抱っこなどの寝かしつけはしていなかったものの、寝返り防止ベルトに長く頼っていたこともあり、1歳を過ぎて寝かしつけに悩んだ我が家。
同じように、1歳児の寝かしつけに頭を抱えるママも多いのではないでしょうか。
乳児期はジーナ式でなんとかなったけど、1歳過ぎた子どもの寝かしつけってどうやるの!?
そんな時に目に飛び込んできたのは、生後6ヶ月以上を対象にした「ファーバー式」というねんねトレーニング。
30年以上、子どもの睡眠と睡眠障害について研究してきた小児科医リチャードファーバー氏が提唱しているもので、赤ちゃんが自分で寝られるようにするための方法のこと。
藁にもすがる気持ちで試したのですが、これが我が家には合わなかった…
ジーナ式も上手く行ったので、ファーバー式も上手く行くだろうと思っていたのですが、撃沈しました。笑
今回は、1歳のねんねトレーニング「ファーバー式」についてご紹介すると共に、我が家に合わなかった理由、そしてジーナ式とは何が違うのか?をお届けしたいと思います。
ファーバー式って何?
聞いたことはあるけどよく知らない。
1歳の寝かしつけ情報は知っておきたい!
そんなパパママに読んでいただけたら嬉しいです。
ファーバー式とは?

生後6ヶ月以上の赤ちゃんを対象にした、1人でも自力で寝られる子にするための方法です。
つまり、ベッドに入っておやすみ〜とママと別れた後に、自分1人で眠るということですね。
眠るまでママが隣にいてくれることが当たり前だった子どもにとっては、ねんねにママが必要不可欠。ママ有りで寝ることから、ママ無しで寝るというのは不安ですし、当然ママがいなくなれば泣き出してしまいますよね。
どうやるのかというと、ママはいるよーという安心感を与え続けることで寝られるようにするんです。
具体的には、泣き始めてから一定時間経ったら「いるよ〜」と声をかけに行き、部屋を出るというのを繰り返します。
声をかけに行く時間間隔を、初日は3分5分10分だったのを、数日かけて5分10分15分と徐々に延ばしていきます。
なぜかと言うと、1人の時間を延ばしつつ、ママはちゃんといてくれるんだという安心感を持たせるためです。
やっていくうちに1人の時間にも慣れて行くので、泣き時間が減り、ママは声をかけに行く回数が減り、1人で眠れるようになるというわけです。
個人差はありますが、1週間〜2週間ほどで変化が出てくるとされています。
「泣かせるねんトレ」とも言われるほどお互いにとって厳しい方法ではありますが、慣れが早ければ即効性がある方法だとも言われます。
ファーバー式、生後6ヶ月以上対象なのはどうして?


生後6ヶ月を過ぎていることがファーバー式開始の目安ですが、厳密に言えば、寝返りやズリバイができたり、手足を自由に動かしたりできる時期になったら。
なぜかと言うと、眠るために自分の落ち着ける体勢を見つけられる時期でないと不快感が続くため、自力で眠るのが難しいからです。体勢を整えるのにどうしても親のサポートが必要になってきます。
ただ、寝返りができる頃だとうつ伏せ寝が心配になるので、個人的には寝返り返りもできるようになった頃が良いのかなと思いました。我が家は1歳を過ぎてから試したので、つかまり立ちもできる状態でしたが、そこまで成長しているとそれはそれで大変な気がします。
ちなみに、月齢が高すぎてもファーバー式の正しい効果(安心感を得て眠れるようになる)を得るのは難しいそう。
1歳半頃を過ぎてしまうと発達段階が変わることから、泣きわめくその過程も記憶するようになり、寝ること自体に抵抗を感じてしまうようになるようです。
なので、結果泣きの時間が短くならない、ぐずり方がひどくなるなど、マイナスに働いてしまうこともあるとか…。
取り組む場合は、生後6ヶ月〜1歳半までの間が良さそうですね。
とは言っても、その子によって発達状況は違うので参考までに…!
ファーバー式を始める前に準備しておくと良いこと


・入眠儀式を決める
例えば、1冊絵本を読んであげる、ベッドに入ったらおやすみ〜と頭をなでなでするなど、何か入眠儀式を決めておきましょう。それが「寝る時間だ」という合図になるので、心身共に寝るモードになり、入眠が上手くいきやすくなります。
我が家では「夜だから寝ようね〜」と窓の外を見せ、ベッドに入れたらバイバイおやすみ〜と手を振るというのを入眠儀式にしました。
・ベビーモニターを用意する
ファーバー式では、赤ちゃんがどんな状態で泣いているのかを見るのがとても重要です。
立ち上がって泣き叫んでいるのか、横になって目をつむったまま泣いているのか、それによって、声をかけに行くかどうかを見極めなければいけないからです。抱っこしてー!来てー!という泣き以外に、上手く寝つけない状態の泣きであれば、声をかけに行かない方が良い場合もあります。
我が家も最初はモニター無しで行っていたのですが、確認するのにドアを開けなくてはならず、差し込む明かりで覚醒してしまうという悪循環でした。お互いのためにベビーモニターは必須かなと思います。
・声をかけに行く場合と行かない場合を決める
泣き始めて一定時間経ったら声をかけに行くのが基本ではありますが、前述した通り声をかけに行かない方が良い場合もあります。なので、どういう状況の時は行くのか行かないのかというのをある程度決めておくと、迷わずに済むのでラクかもしれません。
我が家はベビーベッドを使っているのですが、立ち上がった時は必ず行くというふうに決めておきました。
ファーバー式のポイント・注意点
・抱っこはしない
抱っこが寝かしつけだった子は特に、抱っこしてほしい欲求が強いはず。ファーバー式初日は抱っこしてー!と延々泣くかもしれません。抱っこできないのはママにとってもつらいことですよね。
ただ、泣けば抱っこしてもらえるという癖がついてしまうと、1人になる度泣くようになってしまいます。
頭をなでたり、背中や足をさすってあげたり、抱っこ以外の方法でなだめてあげるようにするのがポイントです。
・安全性を確保する
部屋に子どもを1人残すわけなので、動き回ってしまった場合を想定し、安全な環境にしておくのはとっても重要。口に入れてしまう、倒してしまう、登ってしまうなどが起こらない環境づくりをしましょう。
・部屋は真っ暗にする
ファーバー式に限ったことではなく、昼夜の区別をつけたり、今は寝る時間だと覚えさせるのにも、基本的に暗い部屋で行うのがベスト。明るい部屋では物がよく見えるので、意識がそっちに向いてしまうからです。うとうとさせ、スッと入眠させるために、お昼寝の時でも暗い環境にしましょう。
・適温な部屋で行う
適切な温度であることも、赤ちゃんがぐっすり眠るために必要な条件。
我が家の娘は暑さにとても敏感で、明るさや静かさなど他のどんな条件がクリアしていても、暑ければ絶対に寝ません。泣き倒します。笑
暑い寒いなどで入眠を妨げることがないよう、エアコンで温度調整をして、常に適温を保つのが大切です。
・通常モードの時に行う
例えば、休日でお出かけしていつもよりも疲れている、寝る時間が通常時よりも遅いなど、イレギュラーな日は行わないようにするのが良いかもしれません。
初めての試みであればなおさら体力を使うので、通常モードの日が続くタイミングで始めるのがお互いのためかなと思います。
ファーバー式の進め方
1. いつもの入眠儀式を行う
2. ベビーモニターで観察し、泣き始めたら時間を計る
3. 声をかけに行く(場合によっては様子見)
4. 背中をさすってあげたりして1分ほどで部屋を出る
5. 寝つくまで繰り返す
自分で眠れたというよりは、泣き疲れて眠ってしまったという状態になるかもしれませんが、それでも大丈夫。
最終的に眠れていれば、その経験を繰り返すうちに当たり前になっていくそうです。
ファーバー式が我が家には合わなかった理由


とりあえずやってみよう!ということでファーバー式に取り組みましたが、進めてみるとどうにも上手く行かない…
よくよく考えてみたら、我が家のねんね状況にはファーバー式ではなかったことに気付いたんです。
・そもそもママ無しで寝られている
1人で寝るのが当たり前だった娘に、いるよーという安心感を与えるのは見当違い。
また、寝る時間だという認識もある状態だったので、定期的に確認しに行ったら、いるんだったら相手してよー!と泣き出し逆効果。泣
娘の中では、姿が見えなければ居ないのと同然だったので、姿を見せてしまうとかまってほしい気持ちが爆発してしまうようでした。
・そもそも抱っこしてー!と泣くことがない
乳児期に1人で眠れるようになってからは、抱っこしてー!と泣くことはなかった娘。
ギャン泣きする時は、暑い、喉が渇いているなど、必ず他の理由がある時。その場合は、まずその不満を解決しなければ入眠は難しいので、むしろすぐに駆けつけます。
抱っこなどの寝かしつけをしていなかった我が家には合わない方法だったんです…。
ファーバー式をやってみてわかった、ジーナ式との違いは?


新生児期から行えるジーナ式とはそもそも目的が違いますが、具体的にどう違うのかを説明しますね。
ジーナ式
・新生児期から可能
・昼夜の区別をつけることで、夜泣きをなくす=夜通し寝られるようにするための方法
ファーバー式
・生後6ヶ月以上から可能
・昼夜の区別はついていること前提で、1人自力で寝られるようにするための方法
大きな違いは、昼夜の区別がついているかどうかという点。
そもそも昼夜の区別がついていないと、夜深い眠りにつく=夜通し寝るということはできないですよね。
つまり、昼夜の区別がついていない状態でのファーバー式の取り組みはなかなか進めるのが難しいということです。夜通し寝る経験を経たからこそ、初めて1人自力で寝られる準備ができたということになります。
対象月齢からもわかるように、ジーナ式という段階を踏んで、ファーバー式に移行するというのがスムーズな流れなのかなと思います。
ファーバー式、我が家はここがつらかった


もしかしたら我が家にはファーバー式じゃないかも?と気付く前に、忠実にファーバー式に取り組んだ我が家。
時間を計り、ギャン泣きしても抱っこはせず横にしてあげて、と、情報通りにやっていたのですが、泣く姿にとにかく心が折れました。
ジーナ式も、泣いても基本抱っこしないというのが条件だったので、同じように心を鬼にして実行しようと思っていましたが、とても無理でした。起き上がれない、動けない赤ちゃんが泣くのとはわけが違ったからです。
ベビーベッドの中でつかまり立ちをし、助けてー!と言わんばかりに手を伸ばして泣くんですよね…
その姿に心が折れ、両親揃ってボロボロ泣きました。
もしファーバー式に取り組むのであれば、結構な覚悟が必要かも…と実感しました。
ファーバー式に向いているのは?


ファーバー式をやってみたいと考えているご家庭に向け、ファーバー式を始めるチェックポイントをまとめました。
・生後6ヶ月を過ぎていて、1歳半は超えていない
・抱っこや添い乳などの寝かしつけをしている
・昼夜の区別はついている
・生活リズムがある程度確立している
・ベッドに入ったら自分で眠れるようになってほしい
・抱っこでの寝かしつけを卒業したい
・寝かしつけの時間を減らしたい
・泣き声がそこまでつらくない
その子の個性や、発達状況によって合うか合わないかはそれぞれ。
我が家は結局ファーバー式ではなく、ジーナ式での学びを見直すことで寝かしつけが上手くいったので、同じようにファーバー式が合わないご家庭もあるかと思います。
また、成長するにつれて嫌でも1人で眠れるようになるはずなので、無理に取り組む必要もありません。
ママも赤ちゃんもストレスなく、ぐっすり眠れることが1番!
自分たちの今の状況を踏まえ、何が必要かを見極めて、合う方法を選んでみてくださいね♪
日々手探りで子育てをするママたちへ、我が家の経験が何かヒントになれば嬉しいです。








