離乳食を進めていくと、気になるのが栄養面。
特に、鉄分不足は赤ちゃんにとって死活問題なので、ママは気を張るところですよね。
鉄分が多く含まれる食材を使ったり、ベビーフードに頼ったり…
でも、そもそも鉄ってなぜ重要なの?
鉄分不足にならないために良い方法はある?
そんな疑問や不安を持つママに読んでもらえたら嬉しいです。
そもそも鉄分はなぜ重要なの?

鉄分は、体内の血液に当たる成分で、生きるために必要な酸素を、全身に運ぶ役割をしているからです。
人は、酸素を取り込んで生きていますよね。
取り込んだ酸素を全身に運んでくれるのが血液。
その血液中の重要成分が鉄ということになります。
酸素と鉄はとても重要な結びつきがあるんですね。
血液中の鉄分が不足するということは、=酸素が全身に行き渡らなくなるということ。
体内が酸欠状態となってしまいます。
その酸欠状態が引き起こすのは貧血の症状。
鉄欠乏性貧血という病気です。
鉄欠乏性貧血とは?


鉄欠乏性貧血とは、鉄分不足で体内の酸欠状態が起こり、貧血になってしまう病気のこと。
この酸欠状態は、めまいや頭痛、立ちくらみなどの貧血症状だけでなく、脳や中枢神経にも大きな影響を与えてしまいます。
体の中に約3〜4gある鉄分。
そのうち約65%は血液の赤血球に含まれるヘモグロビンの成分で、体内の酸素と結びつくことで機能します。=機能鉄
残り約35%は肝臓や骨髄、脾臓、筋肉などにストックされている鉄分で、血液中の鉄不足が起きた時に利用されます。=貯蔵鉄
貧血症状が起きた時は、鉄欠乏の最終段階。
かなり深刻な鉄欠乏状態にあると言われています。
私たちは、食事から機能鉄をしっかり摂ることが重要なんですね。
乳児期の鉄分の重要性


ママのお腹の中で、血液を通してもらっていた鉄分ですが、乳児期後期(6ヶ月頃〜)になるとほぼなくなります。つまり、毎日鉄分を摂取していく必要があるんですね。
赤ちゃんが鉄欠乏になってしまうと、
・注意力持続時間の低下
・周囲への無関心
・認知能力の低下
・言語学習能力や記銘力の低下
・落ち着きがない
などが起こるそうです。
鉄欠乏がもっと進み、貧血になってしまうと、
・顔色が青白い
・唇の赤みが薄い
・食欲がない
・疲れやすい
などの症状が見られるので、検査が必要になってきます。
乳児期には、脳を構成する成分が盛んに蓄積していきますが、それを上手く働かせるには酵素がとても重要です。その酸素に欠かせないのが鉄分なので、その重要性は言うまでもありません。
乳児期から幼児期は、子どもの発達にとても重要な時期。
この頃の鉄欠乏状態が発達の遅れなどを招いてしまうと言われるほどです。
子どもの健やかな成長を願うママとしては、なんとしても避けたいところですよね。
鉄分を多く含む食材は?ヘム鉄と非ヘム鉄って何?


赤身のお肉やレバー、ほうれん草などがよく知られている食材ですよね。
そもそも鉄分には、吸収率が高いヘム鉄と、吸収率が低い非ヘム鉄があります。
積極的に摂るべきはヘム鉄ですが、より吸収率を高めるためには非ヘム鉄と合わせて摂ることが重要です。
ヘム鉄
・肉や魚などの食品に多く含まれている
・25%と吸収率が高い
牛鶏豚の赤身肉やレバー、マグロ(ツナ)、カツオ、いわし、さんま、あさり、カキ、卵など
非ヘム鉄
・野菜や果物、穀類、豆類、海藻類などの食品に多く含まれている
・5%と吸収率が低い
小松菜、ほうれん草、枝豆、そら豆、ひじき、厚揚げ、青のり、わかめ、ごま、きなこ、油揚げなど
ヘム鉄と一緒に摂ると吸収率が高いと言われているのがビタミンC。
そのビタミンCは、非ヘム鉄である野菜や果物に多く含まれています。
中でも、ブロッコリー、パプリカ、かぼちゃ、キウイ、いちご、オレンジ、レモン、じゃがいも、さつまいもなどがビタミンCを多く含む食材。
「お肉や野菜を一緒に食べましょう」というのは、吸収率を高めるためにとても合理的な方法だったんですね!
乳児が1日に必要な鉄の量
推奨されている鉄分の量を見てみましょう。
【6〜11ヶ月 男の子】 5.0mg
【6〜11ヶ月 女の子】 4.5mg
【1〜2歳 男の子】 4.0mg
【1〜2歳 女の子】 4.5mg
4〜5mgの鉄分の目安は、茹でたほうれん草2.5束分。
それだけの量を摂るのは、大人でもなかなか大変。鉄分が多く含まれる食材が苦手な子にはなおさらですよね。
そこで頼りになるのがベビーフードです。
鉄分を多く含むベビーフード


ベビーフードの有名どころ、和光堂とピジョンのベビーフードをご紹介します。
(2022年8月時点の情報です)
和光堂
7ヶ月〜OK
・ごくごく野菜 1食分の野菜+鉄 りんご味(1本125ml) 100mlあたり0.51mg
・ベビーのパスタ 4種の緑黄色野菜 100gあたり7.5mg
・赤ちゃんのおやつ+Caカルシウム 小魚せんべい 1袋1.1mg
ごくごく野菜ジュースは、麦茶嫌いや野菜嫌いにもちょうど良い!と言うママが多いみたいです。お薬を飲ませる時にも使ってるという声も♪
9ヶ月〜OK
・緑黄色野菜ふりかけソフト しらすわかめ 1食2mg
・赤ちゃんのおやつ+Caカルシウム ミルクウエハース 1袋0.8mg
・赤ちゃんのおやつ+Caカルシウム 鉄入りビスケット 1袋1mg
ウエハースとビスケットは、+カルシウムが摂れるのと、子どものかじる練習にもなって、我が家も愛用していました♪
1歳〜OK
・はじめてのシリアル 8種の緑黄色野菜 1食0.8mg
野菜の味はほんのりで、そのままでも、牛乳をかけてもおいしい!我が子がお気に入り♪と言うママが多かったです。
ピジョン
6ヶ月〜OK
・元気アップカルシウム ひじきせんべい 1袋1mg
お出かけの時のお供にしているママが多いみたいです♪甘いおやつをあげるよりも罪悪感がなかったので、我が家も常備おやつの1つでした。
9ヶ月〜OK
・赤ちゃんのお野菜ふりかけ いわし/海藻 各1食1.6mg
・赤ちゃんのお野菜ふりかけ 小魚/ほぐしかつお 各1食1.6mg
白ごはん嫌!な時期に重宝します。おいしく、栄養バッチリで、ちゃんとごはんも食べてくれる…神…
1歳4ヶ月〜OK
・鶏レバーときのこのソテー豚肉入り 1食1.5mg
・そら豆といわしつみれの中華煮 1食1.5mg
・牛肉と香味野菜のチンジャオロース風 1食1.5mg
・しょうが香るふんわり鶏つくね 1食1.5mg
・鯛の和風ブイヤベース 1食1.5mg
いろんな食材が入っていて、ご飯にかければ出来上がりだから助かる!とママたちが絶賛♪とにかくすぐ出せる鉄分豊富なおかずシリーズです。
※単品商品、セット商品などありますので、よく確認してからご購入ください。
簡単に鉄分が補えて、ママは栄養の不安が少なくなりますよね。
味や食感の好みなどが出てくる頃でもあるので、嫌いな食材を混ぜ込んだりして上手く使えると良いのかなと思います。我が家はもっぱらおやつ系に頼ってますが笑
意外にも鉄分がほとんど入っていないベビーフード
鶏レバーの粉末、ほうれん草の粉末、小松菜の粉末は、実はほとんど鉄分が含まれていなかったりします…。
レバー、ほうれん草で飛びついて買ったのですが、栄養成分表示に「鉄」の記載がなく、買い物大失敗。しっかり表示を調べてから購入されることをオススメします。
また、ベビーフードでもなかなか鉄分が摂れない場合は、フォローアップミルクがオススメです。
鉄分が豊富なフォローアップミルクに頼るのも◎


ベビーフードでもなかなか摂れない場合は、フォローアップミルクが使えます!
ミルクが完全栄養食なのに対し、補完食として飲ませるのがフォローアップミルク。離乳食が進んだ生後9ヶ月頃〜3歳頃までが対象です。
必ず飲ませなければいけないものではなく、離乳食をあまり食べない、鉄分を含む食材が苦手な赤ちゃんにはとっても便利。
フォローアップミルクの栄養素は、鉄分の他にもカルシウムやビタミン、タンパク質などが入っています。ですが、栄養素の配合は、メーカーによってさまざま。どの栄養素を特に補完したいかによって、どのメーカーが良いのか?選ぶ必要があります。
離乳食の進み具合、好き嫌いなどに合わせて検討してみてくださいね。
また、フォローアップミルクを飲まない子には、離乳食の中に混ぜて使うのもオススメ。
甘みが控えめなフォローアップミルクであれば、味も馴染んで使いやすいと思います。
そして、最近ではベビーフードやフォローアップミルク以外にも、栄養価の高いオートミールを使うママが増えています。
ご飯やおやきにさっと混ぜて使えるので、こちらもオススメです!












